あまりお勧めしない「ブラック・スワン」

blackswan_1_1b.jpgblackswan_2_1b.jpg

ブラック・スワン (2010)

【監督】ダーレン・アロノフスキー
【出演】ナタリー・ポートマン / ヴァンサン・カッセル / ミラ・クニス / バーバラ・ハーシー
/ ウィノナ・ライダー

【解説】
 「レクイエム・フォー・ドリーム」「レスラー」のダーレン・アロノフスキー監督が、
野心と嫉妬渦巻くバレエの世界を舞台に描く異色の心理スリラー。
バレエに全てを捧げるヒロインが、新プリマの座を巡って自分とは対照的な勝気な
新人ダンサーと熾烈な競争を繰り広げる中で、次第に精神的に追いつめられていく姿を
スリリングに描き出していく。
主演は、その迫真の演技が絶賛され、みごと自身初となる
アカデミー賞主演女優賞にも輝いたナタリー・ポートマン
共演にヴァンサン・カッセルミラ・クニスウィノナ・ライダー

 ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナは、
元ダンサーの母親の期待を一身に背負い、バレエに全てを捧げて
厳しいレッスンに励む日々。そんな彼女に、バレエ人生最大のチャンスが訪れる。
長年バレエ団の象徴的存在だったプリマ・バレリーナ、ベスの引退を受け、
新作の『白鳥の湖』のプリマにニナが抜擢されたのだ。
しかし、白鳥の湖では純真な白鳥役と同時に、奔放で邪悪な黒鳥役も
演じなければならない。優等生タイプのニナにとって、
魔性の黒鳥を踊れるかが大きな試練としてたちはだかる。
対照的に、官能的にして大胆不敵な踊りで、芸術監督のルロイに
理想的な黒鳥と言わしめた新人ダンサーのリリー。
彼女の台頭によって、不安と焦りが極限まで高まってしまうニナだったが…。
オフィシャル・サイト http://movies2.foxjapan.com/blackswan/

337733_01_01_02.jpg
(C)2010 Twentieth Century Fox.

★★☆ [50点]「バレエをやっている人には見せられない気が・・・」

私はバレエをやっていないので、
美しい女優、ナタリー・ポートマンが主演女優賞をとったということで
話題になっているから見たいなぁと思ったのですが・・・
私も含めて観終わった後の率直な感想は「怖かった」が多かったです。
見ている途中から寒気がして、観終わった後に、
WCに駆け込む人が、私を含めて多かったです。

ホラー映画みたいでした。黒い白鳥というよりは
カラスのように見えてしまい、怖さが倍増でした。

どこからどこまでが妄想で、どこからどこまでが現実だったのか〜、
悩ましいところも多くて
ちょっとスッキリしないし、「それで何か言いたいの」という感じで、
後味が悪かったです。

男性にはエロい映画で喜んでいるコメントも見かけましたし、
男を誘う、誘われるという、キスシーンや
薬をやってトランスに入ってしまうところなど
絶対に、バレエを習っているお子さんには見せられないですから
気をつけてもらいたいですし、

主役をもらうためには、やっぱり女性の武器を使ったり、
役を奪う為に、人を貶めたりのすることが
日常茶飯事的に見えてしまうので、
バレエを職業にしている人たちにも、心外な感じではないでしょうか?

人に「よかったよ〜見てみて」とは言えない作品でした。
これから見る女性には、寒さ対策をしてから見る事をお勧めします。

余談ですが、逮捕されたりと、お騒がせ女優だと聞いている
ウィノナ・ライダーがお久しぶりでしたね。

恋愛映画の出演が多いナタリーなのに、痩せ過ぎな身体〜
恋愛体質?的な色気がなくなっていましたね。また昔に戻ってほしいかなぁ〜。
ラブストーリーやラブコメの、可愛いナタリーが好きです

on 2011/05/15 with ぴあ映画生活

337733_01_02_02.jpg
337733_01_03_02.jpg
(C)2010 Twentieth Century Fox.